【あらすじ】
年鑑バスラマは、2020年1月現在の国内で販売されているすべてのバスの外観写真と外観図面、主要諸元と詳しい解説でご紹介している。また各種の話題や歴史的資料などを取り上げている。なお年鑑バスラマは1994年に創刊し、毎年12月に発行してきたが、2019年から発行時期を新年1月に改めている。
●巻頭言 2020年 日本のバスが直面している話題から
●2019年国内バスハイライト
1年間を彩った様々なバスに関する出来事を写真中心にご紹介。
●国内バスカタログ
2020年1月現在、日本国内で販売されるバスについて、外観、図面、諸元、さらにセグメントごとに位置付けや特徴などを解説する。また低公害車の改造メーカーや、ユニークなオリジナルボデーや車内仕様を架装する車体メーカーも掲載する。今回掲載するのは、国産車15シリーズ、輸入車12車型である。
●海外バスカタログ 2019→2020
欧州を中心に海外で販売される最新鋭のバスを、国内カタログに準じる形でご紹介。今年は欧州のシティバス8モデルとアメリカのシティバス1モデル、欧州と北米の観光バス計2モデルを掲載する。欧州ではディーゼルへの逆風が弱まる様子はなくシティバスを中心に電動化への動きが深化しており、さらにその先には観光バス電化の実現が視野に入ってきた。今回は紹介するモデルのうち、電気駆動系の設定がない純粋なエンジン車は観光バス1モデルのみとなった。
●歴史編 日本の電気バスの歴史から学べること
温暖化防止や大気汚染抑制など様々な要因を背景に、世界的に電気バスが普及の動きを見せるている。一方で日本の場合、電気バス保有台数はごく限られており、メーカー完成車は海外に求めるしかない。電気バスを巡る世界の潮流と日本の差はどうして生まれたのだろうか。後れを取ってしまったのか、そうだとすればどこに原因があるのだろうか。
しかし日本には、実は90年を超える電気バスの歴史があることをご存じだろうか。日本では早くも明治時代に走り始めた電気自動車は、1930年に国産電気バスシャーシーが誕生する。その後、戦時体制かの燃料事情逼迫により代燃車よりも使い勝手の良い電気バスに注目が集まり、戦中~戦後の一時期、各地で台数を増やした。しかしディーゼル車の普及とともに姿を消し、以後は公害対策の切り札と期待されるも量産化には至らず、一足飛びで現在―燃料電池バスの時代を迎えた。往時の電気バスを詳細な運行データを含めご紹介するとともに、近年に至るまでの日本の電気バスの動きを解説する。
●資料編
ノンステップバス採用状況/ノンステップバス標準仕様の概要/国内バス1年の動向/生産台数・登録台数・輸送人員 ほか
メーカー名 | ぽると出版 |
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発行日 | 2020/07/06 |
版型・メディア | A4 |
総ページ数・CG数・曲数 | 104 |
作品種別 | 一般向け |