そこにはいろんなXXがある【特典付】

全編書き下ろしの18禁短編集です。
内容としては、アレな下着に攻めの女装、恋愛要素のない×政府職員に、転生現パロと令和のとうらぶユーザー審神者、少年個体バグ長谷部による第三者視点というか盗み聞き以外に、オラオラセックス強要されるかわいそうな長谷部のお話があります。
以下は各編のあらすじ、最下部にサンプルへのリンク(くるっぷ)があります。サンプル部分に載せているのは上記の内、アレな下着ネタとかわいそうな長谷部のお話。
他既刊と同じく、読書補助具として使用できる長谷部イメージしおりが特典に付きます、よろしくお願いします。

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　いろんな状況、いろんな関係性、いろんなセックスの形が、この業界には存在する。どれが“正解”なのか、そもそも“正解”なんて存在するのか。そんなことは当事者にしか分からない――分かる必要もない。そんな七編を集めた短編集。
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　きっかけはただ、刀剣男士と交際している審神者の互助会で密やかに交わされた世間話だった。
　最近政府管轄外の現世のウェブ通販に、明らかに刀剣男士イメージしてんだろってカラーリングのえっちな下着が出てる。これは、ってデザインの買ったらめちゃくちゃ盛り上がった、と――
　で、ままよとポチってしまったのがこちら、藤色のレース生地にくすんだ金のワンポイントをあしらった下着セットでございます。
『準備の段階から事態は始まっていたりする』
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　過去の経験から、乱暴なセックスでしか“愛”を感じられない審神者と恋仲になったへし切長谷部。
　よりによって彼の性癖がイチャラブ和●ものだったため、盛大な行き違いが発生して……
「もっと長谷部の好きにしてって言ってるの」――好きにしているが?
「ちゃんと長谷部にも気持ちよくなってほしいの」――ちゃんと気持ちいいが?
　“●●を振るうことを強要する”という●●を審神者から振るわれる羽目になった、かわいそうなへし切長谷部の明日はどっちだ。
『雨降って地ぬかるむ』
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　――ドン引きである、あのへし切長谷部が。
「いやー、探した探した。そういういかにもなショップだと、分かりやすいとこに置くのってミニのが多いんだよね」
　審神者の手にはメンズサイズのメイド服(ロング丈)。どうして俺が、と微妙に似合わないなりに着てみたものの、予想以上に盛り上がって――
『へし切長谷部は“似合わないのがイイ”を理解できない』
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　政府顕現個体、本丸生活相談課所属のへし切長谷部。大きなトラブルを片付けて明日は休みという夜に、彼は今日も同僚兼友人である職員と居酒屋に繰り出していた。
「……そういやさ、私も普通に使うけど、刀剣男士的にはそういう道具ってやっぱ嫌なもんなの?　よく審神者からも聞くんだけど」
　酒の席で脱線に脱線を続けた会話のなか、その発言をきっかけに、あくまでも恋愛関係にはならないまま、彼女の部屋までその道具を試しに行くことになり……
「……お前と出かけたって話するとよく聞かれるんだよな、デートかって。あれ、俺はすごく嫌だ」
　飲みに行くのが嫌なんじゃなくて、それだけで“そういうことか”という言葉に押し込められるのが、どうしてだかずっと嫌だった――
『誰もジャッジしてはならぬ』
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　典型的な九州男児のように思われがちだが、どうにもそういう空気に乗り切れない――そんな俺に友人たちが紹介したのは、どうして自分にと不思議に思えるような相手だった。
『それはそれとしてきっかけがそれはどうなんだ』
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　金曜の仕事を終え、久々に土日二日間休めるとベッドに入った令和社会人。寝る前に来てしまったムラムラを散らしたいとオナニー中に寝落ちて覚醒したら、なぜか背後に誰かがいて、それなのに不思議と危機感はなく、しかも毎日のように聞いている声で「主」と呼びかけられて――!?
『いいから次は正面から来い』
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　とある本丸で、短刀のような姿で顕現してしまったへし切長谷部。パニックになった審神者に刀に戻されてしまい政府預かりとなった彼だが、一度本丸での生活を経験したほうがいいだろうという判断により別の本丸で一時的に暮らすことになる。
　その生活も残りわずかとなったある夜、寝付くのが遅くなった彼が聞いてしまったのは、“審神者”と“へし切長谷部”の声だった……
『戻りたい場所はここじゃなくて』
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サンプルリンク: https://crepu.net/post/10316544