【あらすじ】
身に覚えのない罪により、処刑された伯爵令嬢マグノリア。
彼女は時を遡り、自身の運命を変えようとしていた。
ただ穏やかに、普通の人生をおくることができるように。
けれど、何度人生をやり直しても、人々は彼女をこう呼ぶ。
――稀代の悪女、マグノリア・キャリントン。
そして最後に待っているのは、いつも断罪だった。
やがてすべてを諦め、もう何度目かもわからない処刑の瞬間を待つマグノリアだったが、小さな変化が生じた。
それは、マグノリアの処刑に深く関わる人物の一人、王太子レイがある疑問を抱いたこと。
悪女らしからぬ彼女の一面を知り、レイの心は揺れはじめる。
彼女は、本当に悪女なのだろうか――
悪女の真実を王太子が紐解く、逆行ラブ・ファンタジー。