【あらすじ】
国宝、重要文化財指定など数多く、日本の宝といえる日本刀。それぞれに魅力を放つ名刀を作った刀工たちを紹介する本です。
1000年以上の歴史を持ち、その美と技の伝統を守り伝えてきた日本刀。貴重な日本の宝であるそれらの名刀を作った刀工たちとは、どのような人たちだったのか。平安時代の古刀から新々刀の江戸・明治時代までに活躍した名工と名刀を年代ごとに主要約40人を紹介。それぞれの刀工の作風や特徴、流派や生きた時代背景などを紐解きながら、一振り一振りに魂を込めて鍛錬した名工たちの知られざる生きざまに迫ります。刀剣鑑賞をする上で刀工たちの作風や特徴などの理解をより深められるはずです。
【目次】
●古刀編
・刀鍛冶の祖とも讃えられた名匠/伯耆安綱
・刀剣史に大きな足跡を残す巨匠/三条宗近
・「友成」と並ぶ古備前の名匠/古備前正恒
・日本刀の最高傑作を鍛えた名匠/古備前包平
・明治時代まで続いた波平派の祖/波平行安
・相州伝の礎を築いた京の名工/粟田口国綱
・福岡一文字派の事実上の祖/一文字則宗
・福岡一文字派の頂点に立つ名工/一文字吉房
・多くの武士を魅了した短刀の名手/粟田口吉光
・長船派の礎を築いた名工/長船長光 ほか
●新刀編
・新刀の開祖となった当代随一の金工/埋忠明寿
・肥前刀ブランドを確立した名工/肥前忠吉
・明寿と並ぶもう一人の新刀の祖/堀川国広
・将軍家抱え工に上りつめた名匠/越前康継
・虎徹と並ぶ江戸新刀の双璧/野田繁慶 ほか
●新々刀編
・古伝を究めた「新々刀」の創始者/水心子正秀
・「江戸三作」に数えられた巨匠/大慶直胤
・絶頂期に自刃を遂げた天才刀工/源清麿
・鏡師としても活躍した清麿の門弟/栗原信秀
・帝室技芸員に任命された名匠/月山貞一
メーカー名 | 山と溪谷社 |
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発行日 | 2023/11/10 |
版型・メディア | A5 |
作品種別 | 一般向け |