キャンセル
詳細検索
 
海外発送/国際配送サービスの転送コム
電子書籍商業一般

異性愛という悲劇

太田出版

¥ 2,420  (税込)

3%(66ポイント)還元

2024年11月21日
販売状況: 発売中

この商品は電子書籍です。紙の書籍ではありません。

閲覧環境

PC

ダウンロード/ブラウザ閲覧/アプリ閲覧

SP

ブラウザ閲覧/アプリ閲覧

作品詳細

あなたはこれからも、怠け者で思いやりに欠け、腹を割って話せる友人もおらず、セラピーにも通おうとしない、子育て並みに手のかかる、ケア目当ての男性と交際したいですか?



異性愛の文化の中で人気を博す映画・ドラマ、恋愛指南書の変遷、ナンパ教室でのフィールドワーク、クィアの仲間たちへのインタビューを通して、同性愛者(レズビアン)の研究者がまなざす、異性愛という悲惨な異文化の正体。世界をひっくり返す、新時代のパートナーシップ論!



異性愛者の皆さんが心配だ。これは私ひとりだけの意見ではない。私たちクィアは、以前から異性愛者の文化に危うさを感じていた。異性愛者が同性愛者を忌み嫌い、●●を振るい、クィアなサブカルチャーをなかったことにしようとするなど自分たちに被害がおよぶのを怖れるだけではなく、異性愛者の女性を抑圧する異性愛の文化に困惑し、頭を抱え続けてきた。

性的にそそられないとか生意気だとか、稚拙なメディアや自己啓発プロジェクトが作った女性を貶める陳腐なイメージが長年にわたってまかり通っている。男性が女性を性のはけ口にして、自分たちの不満を解消するようなセックスは、どう考えても理にかなっておらず、クィアの多くが異性愛者の文化に戸惑いを覚え、もっとはっきり言えば、吐き気を催すほど嫌悪している。

しかし、私たちが異性愛者の文化を心配したり、異性愛者が異性に欲情するのを否定したり、人類のあらゆる性的指向を論じたりすることは、異性愛者たちからすればわずらわしいだけだとよく知っているので、クィアがあえてこの問題に口を出すことはない。

異性愛者の人たちが心配だなんて、私は考えすぎだろうか?(本文より)

出版社 太田出版
作家名 ジェーン・ウォード/安達 眞弓/トミヤマユキコ
ジェーン・ウォード  ,   安達眞弓  ,   トミヤマユキコ
発行日 2024/11/21
作品種別 一般向け
動作環境 Windows/Mac/iOS/Android