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  1. 鈴木大輔先生×メロンブックス スペシャル対談!鈴木大輔先生新作発売記念「文句の付けようがないくらい好きになるラブコメ」フェア

    • 文句の付けようがないラブコメ7


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もんラブの完結・新作開始を記念して、新作の舞台となった池袋某所のバーにて、
メロンブックスと鈴木大輔先生の対談を実施。
7巻まで壮大なストーリーを展開し、ついに完結となった「文句の付けようがないラブコメ」、
今までの最高傑作として打ち出す今回の新作、その両方について、製作の裏話などを語ってもらった。

「文句の付けようがないラブコメ」完結にあたり

「ある意味1~6巻はプロローグです」


まずはもんラブ完結、おめでとうございます。最初から最終巻への構想はあったんですか?

ある程度の構想はありました。1~6巻までのすごくハードな繰り返しを経て、ようやく幸せになり、そこから7巻のアフターストーリーで本当のラブコメを始めよう、というイメージでしたね。

むしろアフターが本番、ということですね。

普通のラブコメは、出会って試練があって、結ばれるところまでを書くものですが。僕はヒロインとのいちゃいちゃとか、完成された関係を書くのが好きで。
関係が完成したあとのいちゃいちゃを書きたいがために、いちゃいちゃする二人に感情移入できるエピソードってどういうものなんだろう、と逆算して考えた感じです。

ラブコメの王道、ではないですよね。

ある意味、1~6巻はプロローグといってもいいです。シリーズを続けていると普通はどこか途中で入る『昔こんなことがありました』的なエピソードみたいなものというか。

今回の完結巻で描かれる『完成された関係』こそいわゆる本編、一番書きたかったところ、ということですね。そこを最大限楽しむために、いままでの1~6巻があると。

たとえばすごく喉が乾いているとして、乾けば乾くほどたった一杯の水が死ぬほど美味しく感じられること、ってあると思うんですよ。

飢餓感みたいなものが、一気に7巻で満たされるわけですね。

1~6巻までとのギャップが楽しめる本にできたと思ってます。
むしろ7巻から読み始めても大丈夫、という構成にできたら完璧でしたね。7巻を1巻扱いにするというか。これは実現できなかったんですが。

それはすごいですね。7巻からまたループできるという。

実は1~6巻の前日譚があったんです、という構造を想定してました。
今回は1~6巻まで読んでくれた人に楽しんでもらいたい気持ちが強くあり、このような形になりました。これまでシリーズを追いかけてくれた人にとっては、最高のご褒美になっているはずです。

ファンにとっては最高のお言葉いただきました。

「文句の付けようがないラブコメ」シリーズのテーマについて

「7巻が真の”文句の付けようがないラブコメ”」


作品のテーマ、みたいなものはありましたか?

実は、シリーズを通してのテーマみたいなものは、きっちり設定してないんですよ。
始めにアイデアがあって、それ面白い!って食いついて、その発想を活かすためにどういうお話にしよう――と考えるパターンが多いです。僕に限らず、他の作家さんの大多数も同じだと思うんですが。

意外とないものなんですねぇ、テーマ。

十数年作家やってますが、テーマを決めて書き始めたことはたぶん一度もないですね。
好きなように始めて、作家がそこに力を注いだら、作家の主張とかって勝手に入っちゃうもので。むしろそれくらいがいい塩梅じゃないかと。
特に主人公の考えとか行動って、作家の美徳みたいなものがダイレクトに現れている部分で。あえて言うなら、それがそのままテーマとか主張に繋がってるんだと思います。

書いているうちに漏れ出ちゃう、という感じですね

まさにそんな感じです。
逆に僕は聞いてみたいんですけど、『もんラブ』のテーマってなんなんでしょう? たぶん作家よりも読んでくれる側のほうが、見えてる気がするんですよ。

タイトルが物語っていると思います。タイトルに”ラブコメ”と入れてるじゃないですか。恋愛モノなら、根本的に誰と誰がどうなるかという人間模様しか書けない。二人の関係を”文句の付けようがない“レベルまで描き切る、というテーマ性を感じます。

たぶんそれ正解ですね。というか今の話を聞いて思い出しました(笑 もんラブはふわっと最初にタイトルが思いついたんです。そこから”文句の付けようがないラブコメ”ってどういうものなんだろう、と考え始めて、それでこの小説ができあがったんです。
この7巻こそが”文句の付けようがないラブコメ”です。ここからようやく真のラブコメが始まるんです。

最初に浮かんだ発想が、最終巻で昇華すると。

着想の発端を自分で忘れてましたけど、ちゃんと書けててよかったです(笑

新作「貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります」について

「100%趣味で書かれています」


そもそもの書くきっかけって何だったんですか?

一度、趣味を徹底的に詰め込んだものを書いてみたらどうだろう、というのが最初のきっかけだったと思います。
主人公の時計いじり好き、お酒好きに加えて、年の差カップルで年下の女の子が吸血鬼っていうのもぜんぶ作者の趣味なんですよね。
僕がいままで書いてきた作品を振り返ってみると、そこまで趣味を詰め込んだものはなかったように思ったんです。

物語の大きな要素がすべて鈴木先生の趣味だったんですね。

やっぱり『好き』が爆発した時にいいものって出来ると思うんですよ。ああいうのが売れるから、こういうのが流行ってるから、みたいに小手先で書くよりも、作家の『好き』が爆発してる本って、絶対伝わるものがあるなと思うんですね。
書いているうちにどんどん趣味が詰め込まれていって…。舞台になってる池袋の町は僕のホームグラウンドですし、お酒も好きでバーにもよく行くから主人公はバーテンダーにしよう、みたいな。

舞台・設定・人間関係も全部趣味からだと。

100%趣味で書かれているといっても差し支えないです。

いい言葉ですね(笑

西尾維新さんの本のキャッチフレーズのパクリです(笑
でもほんとにいい言葉だなって。結局それって創作の究極じゃないかな、って気がするんですよね。

受け取り手って絶対それわかりますもんね。この作者こういうのが好きなんだなぁ、っていうの。

改めて断言しますが、今回の新シリーズは全て僕の趣味によるものです(笑
そのコンセプトは今後も徹底していこうかと。
それと主人公がとことん褒められます。褒められるのって何だかんだで気持ちいいんですよね。典型的な例を挙げると『魔法科高校の劣等生』とか。

そういう褒めてもらう気持ちよさって、ラノベの一大要素ですよね。

過去の名作を紐解いてみると、司馬遼太郎をはじめとする時代小説なんかも、みんな現代の主人公と共通する要素があるな、って思うんですよ。

いわゆる俺TUEEE的な要素ですね。

50年前も100年前も変わらず、そんな主人公が愛されていますよ。
みんな女の子にモテるしめっちゃ強いし、常に褒めてもらえるんですよね。これってヒーローのあるべき姿だなと。
だから今回も主人公は徹底的に褒めてもらいます。そこはこだわって入れた部分ですね、特に編集さんが(笑

気持ちよくなきゃ嫌だと(笑
 確かに読ませていただいた原稿は、読み心地も含め、気持ちよさをすごく感じました。


それこそいま流行の異世界系とかって、とにかく気持ちいい要素が詰まってるってよく言われますよね。それを自分なりにやってみた感じですね。

王道といえば昔から王道ですよね。

僕はそれだけ主人公が褒められる本って、これまで書いたことなかった気がするんですよ。

確かに、いままでの作品とはテイストが違いますよね。モテはすれどTUEEEではなかったというか。

そうですね、そういう意味では今回の主人公は今までとは全く方向性が違いますね。無口だし、淡々としてるし。
でも、女の子とのいちゃいちゃが一番好きだという趣味は、これまでの作品同様、大前提として入ってます。作品タイトルからしてバレバレですが(笑

先ほどもお話にありましたが、今回は池袋が舞台ですね。

池袋が舞台ということで、実名に近いところがたくさん出てきます。シリーズが続いていくにつれてもっと出てくると思いますね。
実際、主人公が経営しているバーは、今まさにインタビューを受けているお店がモデルですし(笑
特に聖地とかを狙っているわけではないんですが。

実際の舞台があると世界観をイメージしやすいですよね。

池袋は自分の活動拠点ですし、これも趣味みたいなものですね(笑

何か作品を通して伝えたいこと…を聞こうと思ってたんですが、結局漏れ出てくるものがすべて、ということでしょうか?

そうですね。むしろこれだけ趣味全開で書いていて、漏れ出てこないほうがおかしいですよね。

刺激を受けた作品はありますか?

『BLOOD ALONE』という漫画ですね。
この作品の『年の差』と『吸血鬼』の要素を、僕なりにアレンジして小説に落とし込んでみた、という感じです。

新シリーズでここに注目して欲しい、という点はありますか?

これはもう圧倒的にヒロインですね。
最初のコンセプトからして『この本はヒロインである真(まこと)ちゃんのグラビア集である』だったので。
グラビア集にくっついてるおまけの文章、ぐらいの感覚で僕は書いてます。
綾瀬真というヒロインを、とにかく可愛くプロデュースしていこうと意識しています。
イラストレーターのタイキさんとお話するときも、真っ先にそれを伝えました。

イラストの話題が出ましたが、真ちゃんをデザインするにあたって、やはり綿密なやりとりがあったんですか?

実はそこまで苦労してないんですよ。14歳の女の子・黒髪ロング・赤いピーコート・赤いベレー帽という、本編に書いてあることをそのまま伝えただけで。

あんまり細かくは指定してないんですね。

それでもバッチリなものが仕上がってきました。パーフェクトです。真ちゃんの魅力が完全に具現化されました。タイキさんのイラストをみなさんにも楽しんでいただきたいですね。

グラビア集ですしね(笑

実は今作、コンセプトは明確なんですけど、プロットは複雑な要素が絡み合ったものになっているので。お話の内容を一言で説明しろ、と言われるとすごく困ってしまうんです。何かを説明しようとするとネタバレになってしまうというか。
ただ一応、お話の内容を聞かれた時のための答えは用意してありまして。

それはズバリ?

『ラブコメチャンプルーである』と。かなりごった煮感がある物語なんですよ。
28歳の主人公がいて、14歳の女の子がいる。女の子は吸血鬼、主人公は吸血鬼ハンター。その二人の年の差恋愛――それだけでも充分なギャップですが、この女の子には母親がいまして。母親と主人公が昔付き合っていて、今でもお互い憎からず想っていると。この時点でもおかしな三角関係が出来上がっています。しかもこれが要素の全てではなくて、ほんの一部ですから。もうこれはチャンプルーと呼ぶしかないんですよ。

確かにこれだけ聞くと、ものすごい設定モリモリです。

でもこれは手前味噌ですが、これだけごちゃごちゃしている設定なのに、鬱陶しいとことはないというか。読んでてしんどく感じることはまったくないはずです。

たしかに全然すっきり読めました。
 これだけ盛ると説明が長くなったりとか、「あれ、今のどういう意味だっけ?」とページを戻ったりするものですが。とにかく読み心地がすごくよかったです。


ありがとうございます。
これだけ盛ってもページ数は230P程度なんですよ。ここはすごく工夫を凝らした部分なので、自慢していいんじゃないかな、と(笑

お話の展開もかなりあるのに、ですね。

これは編集さんや営業さんに褒めてもらった部分ですけど、話が動き出してからめちゃめちゃ早くて、あっという間に読み終わってしまったと。

そうですね、後半が怒涛の展開でした。読み終わって、まだこの世界にいたいという余韻が残る感じでしたね。

それはもう、最上級に近い褒め言葉ですね。
多くの読者さんに共感してもらえる部分だと思います。自信が持てました。

先ほども言いましたが、恋愛モノというのは書けることが限られてるジャンルですよね。それでもこれだけ要素を盛り込めるんだと感心しました。

結構新しいテイストだと思うんですよ。ハードボイルドとラブコメが両立してるというのは。

確かに、ハードボイルドって”ラブ”はあっても”コメ”はないですよね。恋愛があっても渋い恋愛になるというか。でも今回はヒロインが14歳だからか、無邪気なラブコメがハードボイルドと共存してるのが新鮮でした。

それは真ちゃんというヒロインのおかげです。
最初のコンセプトにあった『グラビア集』というキーワードが、功を奏しているんじゃないかなと。
年の差恋愛&ハードボイルドな物語といいますと、映画の『レオン』とかがありますけど、基本的にコメディにはならないんですよね。
それを今回の新シリーズではうまく融合できたのかなと思います。

作品の読みやすさに繋がっている秘訣かもしれませんね。ハードボイルドとコメディがうまく織り込めてるというか。

そうですね。そこが一つのセールスポイントになるかもしれませんね。
苦いと甘いがうまく噛み合っているというか。コーヒーに砂糖を入れると美味しいですしね。

むしろカフェオレかもしれないですね。

ヒロインの真ちゃんもカフェオレよく飲みますしね。あ、なんかぴったり繋がってきましたね(笑

まるで計算していたかのような(笑

でもほんと、これだけ要素を詰め込めたのは自分でもよかったなと思いますし、ちょっとしたミラクルだとも思ってます。全て真ちゃんのおかげです。

そういえば、今回はかなり改稿をされたとか。

僕としては珍しいことなんです。作家をこれまでやってきて、初稿から大幅な改稿をすることはあまりなかったんですよ。
今回は編集さんともかなり話し合って調整を重ねました。改稿によって新たなキャラクターが増えたりしてますからね。

改稿の段階でキャラが増えるって、結構な大工事ですよね。

後半に出てくるキャラクター・真面目子ちゃんは、当初は存在していませんでした。
主人公のかっこよさ、お話の気持ちよさをもっと前面に出そうという調整の中で、急遽登場することになりました。

そんなキャラクターが自然に作品に溶け込んでるって、これまたミラクルですね。
たくさんのミラクルが起きて、かつてない大改稿もほどこした新シリーズですが。ずばり、最高傑作と言ってもいいのでしょうか?


正直そう思っています。作家人生の集大成と言えるかと。

素晴らしい!

まあ次の作品を書いたら書いたで、またそれが最高傑作だと言い出すかもですが(笑

最後に

「ヒロインをあらゆる角度から楽しんでください」


最後に、何か読者にメッセージをお願いします。

何はともあれヒロインありきの作品なので、とにかく彼女を愛でていただきたいですね。全ては真ちゃんのために存在する作品ですから。

この作品自体が、真ちゃんのプロモーションであると。

完全にそうですね。そして作者はアイドルプロダクションのプロデューサーですね(笑
真ちゃんは吸血鬼アイドルのポジションで。

某有名タイトルに参戦の意思ありですか(笑

とにかく真ちゃんをあらゆる角度から楽しんでいただきたいです。
そのための要素はすべて揃えてあるので、真ちゃんの可愛さを根こそぎしゃぶりつくせるはずです。
是非、新シリーズをお手にとっていただければと思います。よろしくお願いいたします。