【あらすじ】
襲撃事件を辛くも切り抜けたカーマインは、仕事の山と苦闘していた。南方戦線に目途が立った矢先に宗教国家【トミス=アシナクィ】が侵攻を開始。休むひまもないと、内心ぼやきながらクーデターの後始末も含め対応に奔走しているのだ。だが、そんななかロザリアの懐妊が発覚! 突然の朗報に「俺が父親かぁ…」としっかり浮かれつつも、皇帝のやる気は全開に。生まれてくる子どものためにも帝国の敵を一掃すべく、手始めに狂信者たちを完全に滅ぼすことを宣言。アプラーダ王国に対しては巧妙な分割占領を画策していく――!「帝国の敵よ、余にひれ伏せ!」(休むひまもない……!)元エスプリ幼帝の痛快王政サバイバルファンタジー第9弾!