これはむかしむかし……かどうかはわからないけれど
どこか別の世界の、別の国のお話。
国一番の美貌を持つと噂される少女・レイチェル。
誰にも分け隔てなく接する天真爛漫な彼女はみんなの人気者。
その一方で、王妃を毒殺し後妻となり、さらには王までも殺し、
そして今はこの国を支配しようと企んでいたガルギャドット。
『魔法の鏡』に「世界で一番美しいのは誰?」と問うと、
その答えとして映されたのはレイチェルの姿だった。
【ガルギャドット】
「なに!? あのような小汚い村娘がわらわより美しいと言うの!?」
【鏡】
「ええ、もちろん。 レイチェルこそが国一番美しい。
さすが前王妃様の忘れ形見です」
【ガルギャドット】
「忘れ形見ですって!?」
レイチェルは、当時メイドとして王宮に仕えながらも
王宮の内部を徐々に支配していたガルギャドットの脅威から守るため、
幼い頃に母である王妃によって、
辺境の村の孤児院に預けられ育てられたのだった。
ガルギャドットはレイチェルの美貌を妬み、
さらには後顧の憂いを断つために、
配下である≪毒リンゴの悪魔≫に彼女の心を奪わせた。
そして毒リンゴの悪魔はレイチェルが元に戻らぬように、
七つの大罪を冠する悪魔たちに 彼女の心=感情 を
ひとつずつ分け与えてしまったのだった。
心を失い、人形のようになってしまったレイチェル。
最初は善意で彼女の面倒を見ていた村人たちだったが、
心を失っても魅力的なその肉体が男たちの下卑た欲望にさらされるのに
時間はかからず、抵抗できないのをいいことに、好き勝手に犯された。
さらには彼女の心を分け与えられた≪七柱の悪魔≫のうちの一柱、
レイチェルの「恐怖」の心を有する≪強欲≫の
悪魔・ゴブリンキングにまでも目をつけられ、
都合の良い肉穴として扱われてしまう。
だが、レイチェルを独占することに不満を抱く
手下の悪魔たちによってゴブリンキングが殺されると、
彼に託されていた「恐怖」の心がレイチェルに還り、
湧き上がる恐怖の感情に気が狂いそうになった彼女は、
同時に取り込んでいた悪魔の魔力でその姿を変える!
魔力によってその場にいた悪魔たちを一掃したレイチェルだったが、
よみがえった「恐怖」の心に苛まれ続け、心が壊れそうになってしまう。
しかし幼馴染・ゴディヴァの力を借り、
胸に渦巻く恐怖心をどうにか抑えるのだった。
そして、奪われた心を全て取り戻すため、レイチェルは
異種●淫獄にまみれた悪魔たちとの戦いに身を投じる――!
【魔想の果のスノウホワイト Snow White and the Seven Emotions キャラクター紹介】
 | ●レイチェル |
CV:八ッ橋きなこ
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身長:156cm バスト:85cm
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雪のような白い肌と優しい心を持ち、 「国一番の美貌を持つ」と 魔法の鏡に断言されるほどに美しい少女。 あだ名は「スノウホワイト」。
慈愛の心に満ちた 素直で感情表現が豊かな少女だったが、 女王となったガルギャドットの策略により、 自身の心を≪毒リンゴ≫の悪魔に奪われ、 心を殺される。
「心」を失った後は人形のように無感動、 無表情の存在になってしまったが、 ≪強欲≫の悪魔に犯されていた時、 強欲の悪魔が手下の悪魔に殺されたことで 「恐怖」の感情を取り戻し、 同時に流れ込んでしまった悪魔の力で 変身を遂げる。 そして自分の奪われた 「心」を取り戻す旅に出る。 |
 | ●ガルギャドット=デセゴビア |
CV:梅宮ここ
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身長:167cm バスト:92cm
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デセゴビア国の現女王。
その正体は国を支配しようと企む、 欲にまみれた性根の曲がった邪悪な女。 傲慢で強欲で嫉妬深く、 怠惰で激情家な大食漢で おまけに色情狂という、人間の邪悪さを 全て煮詰めたような存在。
上位悪魔の三魔に気に入られ、 自身の下僕として、 彼らと契約することに成功。 三魔の手引きで様々な工作を行って 王妃の座に就き、 ついには国王を毒殺して王国を簒奪した。
ある日、自分の美貌を確かめるべく、 魔法の鏡に問いかけた際に、 レイチェルを見つけることとなる。 |
 | ●ゴディヴァ |
CV:花寺香蓮
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身長:163cm バスト:88cm
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隣村に住むレイチェルの親友。 ボーイッシュでショートカットの少女。
正義感が強く、男勝りの性格。 村の中でもそれなりに裕福な家の者で、 他の村人よりも良い身なりをしている。
レイチェルが≪強欲≫の悪魔に 弄ばれているとの話を聞いて 一目散に助けに駆けつけた。
「恐怖」の感情だけが戻り、 狂いそうになっているレイチェルを助けると、 このままの彼女を放っておけずに、 彼女の心を取り戻す旅に同行する。 |
[わるきゅ~れ]
