文学フリマ大阪12にて配布しました小説です。
【あらすじ】
上原家の次男 聡嗣 は、物静かで清廉なお人柄。そんな彼は父親の康稔が急逝した折に兄の娘、姪の スエ と再会します。聡嗣は兄の稔を敬愛のこころで慕っておりましたがその深みはほとんど執着に等しいと云えるでしょう。兄、上辺は皮肉屋ですが、実際は母親想いの優しい性根。ゆえに父親の不貞を憎み、許さず、裕福な家を捨てており──。
父と兄の折り合いが悪いことから姪のスエとは出生以降ほとんど面識を持たず現在に至る叔父の聡嗣。制服に包まれた未熟さ残る葬儀場のスエに兄の面影がそれは色濃く、彼の脳裏へ生涯失わぬ鮮やかさで焼きついたのでした。
スエもまた彼女の日常には似通う者のまったく無い聡嗣に惹かれ、『叔父さま』と呼び求め、強い冒険心と素直で小生意気なひととなりのままに、初恋を抱いた娘となって坂を駆け上がる。
サークル名 | よもぎ (作品数:1) |
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作家名 | よもぎ |
ジャンル | 小説 |
発行日 | 2024/9/8 |
版型・メディア | 文庫 |
総ページ数・CG数・曲数 | 112 |
イベント | 文学フリマ大阪12 |
作品種別 | 一般向け |