第2次世界大戦は初めて航空機が海上戦闘の主役となった戦いであった。しかし欧州周辺海域では英国以外の各国では空母戦力の整備が進んでいなかったため戦艦を始めとする水上戦闘艦が大きな役割を果たし、数多くの水上戦闘が戦われ、その激しさは太平洋戦域のそれに勝るとも劣らないものであった。例えば英海軍が大戦中に戦った主要な水上戦闘は100 回以上にも及び、日米海軍が戦った主要な水上戦闘の3倍近い数にも及んだ。
「欧州海域戦」は欧州戦域で戦われた水上戦闘を戦術級で再現するシミュレーションゲームである。本作は「ソロモン夜襲戦」の続編で、1 ターンは実際の5分間、1ヘクスは1500mに相当する。戦艦、巡洋艦は全て個艦名入りで登場し、英独伊仏の戦艦・重巡はほぼ全てが登場する。
システム面では前作「ソロモン夜襲戦」を踏襲しており、指揮統制や艦隊陣形の重要性に着目したものとなっている。また砲撃や雷撃は 1 発 1 本単位で命中判定を行う。
シナリオは計16本。開戦初期のラプラタ河口海戦、戦争前半のクライマックスともいうべきビスマルク追撃戦、地中海を巡る英伊艦隊の死闘、ムルマンスク船団を巡る英独の戦い、そしてフランス海軍の戦い等を取り上げている。
サークル名 | もりつち (作品数:4) |
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ジャンル | ボードゲーム , ゲーム(その他) |
発行日 | 2023/11/04 |
版型・メディア | A4 |
作品種別 | 一般向け |