「妹と彼女」は、
兄妹で密かに想い合う男女の近親愛の物語です。
倫理的な葛藤、無関心な社会に対する失望と諦め、両親への罪悪感、
様々な思いが複雑に交錯する兄妹の心情、特に兄である主人公の心情をリアルに描写します。
物語は、兄である慧が、妹の陽香と『正しく』幸せになれる『答え』を
探し求め、彷徨い、葛藤する姿を描いていきます。
果たして『答え』は在るのか。
在ったとして、それは主人公の望んだものなのか。
『答え』を軸に、物語は進行していきます。
結論が出された時、あなたは『最高のやるせなさ』に打ちひしがれることでしょう。
「やるせなさ」をテーマにした「重厚な禁断の兄妹愛ストーリー」が楽しめる
2019年4月に発売した「初めての彼女」は、「最高の切なさ」をテーマに
重厚な青春NTRストーリーで、多くのユーザーから、高い評価を頂きました。
そこで、「初めての彼女」に続き「重厚な禁断の兄妹愛ストーリー」が
楽しめる作品として、「妹と彼女」を開発して参りました。
「最高のやるせなさ」をテーマに、
本作でもユーザーの心を揺さぶる物語となっております。
六月の梅雨。
大学四年生の慧は、大きな岐路に立たされていた。
妹、陽香からの告白を遮ってしまった花火大会のあの日。
あれから、妹との関係は冷え切り、もう三年もの冷戦状態が続いている。
二人で正しく幸せになる――その『答え』が見つかるまで、妹の想いに応えるわけにはいかない。
慧は、妹への想いを必死に抑え、『善き兄』として振る舞い続ける。
一方で、陽香は、想い合っているにも関わらず、自分の気持ちに応えてくれない兄に対して、
冷たく当たり続ける。
梅雨が長引くにつれ、慧の悩みは深くなっていく。
二人で正しく幸せになる――。
その『答え』さえ見つかれば、妹の想いに応えられるのに。
そんなある日、慧は、友人の大地に相談を持ち掛けたことを切っ掛けに、夜の店へ連れていかれる。
どうしても会わせたい女の子がいるからと。
気乗りしない慧の前に現れたのは、最愛の妹と見間違えるほど、陽香と瓜二つの顔を持つ少女だった。
少女は『満月』と名乗り、『似た者同士』の二人は強烈に惹かれ合っていく。
『満月』との出会いは、
『慧』と『陽香』、兄妹の関係を大きく変えていく……。
【妹と彼女 ~それぞれの選択~ キャラクター紹介】
 | ●鷲崎 陽香 (わしざ はるか) |
CV:東シヅ
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兄への恋心と心中することを本懐する、罪深い妹
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本作のヒロインで、慧の妹。 兄の慧が通っていた学園に通う学園三年生。 優しい両親と兄に守られながら育ってきたので、 その性格は起伏の波が少なく温厚。 二人兄妹の末っ子ながらも、兄へ甘えている時を除けば、 心も寛大で正直者。 自分が悪ければ、素直に認められる良い子である。 両親からの躾と、生まれつきの聡明さ、 そして(表面上は)人格者に見える兄の背中をずっと見てきたので、 現実を直視出来るしっかりとした大人びた考えを持っている。 生来の性格は、現在よりもお人好し。
『兄である慧に恋をしているが、現在冷戦中』
慧に対して冷たい態度を取っているが、それが上辺だけであり、 幼い頃からずっと兄である慧を一筋に想っている。 その恋心の強さは偏執というより確信。 例え両親から批判されようと、一切ぶれることはない。
現在は、冷戦中の兄の時間を何とか増やすため、 雨の日は必ず傘を忘れて兄に迎えに来てもらうなど、 偶然を装って様々な努力をしている。 |
 | ●女の都 満月 (めのと みつき) |
CV:桜乃すもも
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恵まれない人生ゆえ『愛情』を知らず、 恵まれ過ぎた才知ゆえ風化ばかりを待つ自己犠牲の異常者
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本作のヒロインで、陽香とまったく同じ顔を持つ、 超然とした雰囲気を纏う少女。 現在、キャバクラで働いているが、 周りからの印象は『あまり目立たない普通の女の子』。
『寂しがり屋』のキャバクラ客を見つけては、 その体を使って癒やしてきた。
勤め先のキャバクラに、親友に強引に連れて来られた慧と出会う。 妹を愛し、見守り、見続けてきた慧さえも、 満月を見て驚愕するほど、陽香と瓜二つの容姿をしている。 |
 | ●鷲崎 慧 (わしざき けい) |
妹を愛するあまり、ありもしない『答え』を求め続ける愚兄
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本作の主人公で、大学四年生の22歳。 平凡な両親から産まれた、多少の才能を持つ。 運動神経も悪くなく、文武両道の基本何でも出来るその高い能力から、 周囲からはよく頼られる。 大学四年の六月の段階で、既に大企業への内定も決まる優等生。 ●●の頃から長年、妹の陽香に恋心を抱いている。
『優しい陽香の笑顔を失わない為、 家族や世間に自分らの仲を認めてもらった上で、兄妹二人結ばれたい』
と真剣に願い、●●●の頃からその手段(答え)を求め、 一人学問に打ち込んできた。
性格は、真面目で温厚。 妹の面倒をずっと見てきたため、 特に年下の女子には優しく、よく慕われる。 心の中には、磨き抜かれた理性で 現実を直視しなければならないと迫る大人と、 妹への恋心を忘れられない幼さが同居しており、 落ち着いた外見とは真逆で、その精神は非常に不安定。
明確な理由もなく、『兄妹だから』というだけの理由だけで、 自分たちの仲を認めてくれない世間が憎い。 また、妹を世界一愛していると確信する一方で、 妹を不幸にしてしまうのだから諦めなければならないのに、 それでも諦められずにいる自分自身を世間以上に、世界一嫌悪している。 |
[Waffle]
